副作用および合併症
- アレルギー反応:コラーゲンは異種タンパク質であるため、アレルギーを引き起こす可能性があります。投与前には皮内テストを実施してください。症状としては唇の腫れ、発赤、痒みなどが現れ、重篤な場合はアレルギー性ショックに至ることもあります。医師の指示に従い、クラリチン(ルポラタジン)、デキサメタゾン、アドレナリンなどの抗アレルギー薬を使用してください。
- 感染リスク:不十分な操作により細菌感染が生じ、局所の膿瘍形成や発熱などの症状が現れる可能性があります。無菌環境下で処置を行う必要があります。術後に感染が生じた場合は、医師の指示に従いセフジレニル、アモキシシリン、レボフロキサシンなどの抗生物質を使用してください。
- 血管塞栓:注射が血管内に誤って注入されると、組織の虚血や壊死を引き起こし、皮膚の蒼白や激痛が現れることがあります。経験豊富な医師が処置を行う必要があります。塞栓が発生した場合は、ヒアルロニダーゼで溶解し、アスピリンなどの循環改善薬を併用してください。
- 形態異常:過剰な注射量や吸収の不均一により、唇の形が非対称になったり、硬結が生じたりする可能性があります。1回の注射量をコントロールし、異常が生じた場合は医師の指示に従い、トリアムシノロンアセトニドで軟化させるか、手術による修復を行ってください。
- 局所の痛み・腫脹:注射過程中に局所組織が刺激され、痛みや腫脹が生じることがありますが、通常数日で徐々に緩和します。
上記のアレルギー反応、感染、血管塞栓、形態異常、局所の痛みや腫脹に加え、色素沈着などの症状が生じる可能性もありますが、これらは比較的稀です。一般的に時間が経過するにつれ、色素沈着は徐々に軽快していきます。